オオクチバスMicropterus salmoides

特定外来生物オオクチバス
 ブラックバスの呼び名で知られるオオクチバスは北米原産の外来種で、1925年に芦ノ湖に導入されて以来、分布を拡大し、現在では全国各地に定着しており在来種への被害も数多く報告されています。秋田では1982年に確認されて以来、県内全域に分布を広げており、中には在来魚が殆ど見られなくなったため池もあります。
 また、オオクチバスは卵をたくさん産み、ふ化するまで親が守るため、増える数が非常に多くなります。
 このような状況のもと、2005年には「外来生物法」が施行され、生きたまま持ち運んだり、売買したり、飼育することなどが禁止されました。しかし、法律ができたからといってオオクチバスがいなくなるわけではありません。身近な在来生物を守るためにも、自分たちの住んでいる地元で駆除活動を行っていかなければならないのです。
オオクチバス 文字通り大きな口
ノドまで詰まった小魚 一緒に捕獲されるのは
オオクチバスの口に入らない大型の個体ばかり
駆除したオオクチバス
釣ったらリリースせずに食べよう!
 バスは美味しいと言うと、多くの人は驚きます。オオクチバスはスズキの仲間なので、味も似ていて美味しいのは当たり前です。様々な調理法の中から、これまでに行ったバスの試食会で人気のあった三品を紹介します。釣ったら放流せずに、持ち帰って食べてみてみましょう。ただし、生きたまま持ち運ぶと、外来生物法に違反しますので注意してください。また、秋田県では、再放流が禁止されています。(2013.4.30)
※ 淡水魚なので、刺身では食べられません。
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