アメリカザリガニは、ミシシッピ川流域を中心をするアメリカ南部が原産地です。日本には1927年(昭和2年)に、ウシガエル(食用に持ち込まれた外来種)のエサとして持ち込まれましたが、養殖場から逃げ出して全国に分布を広げました。持ち込まれてからしばらく経っていることから、身近な存在になっており、何の問題もないように思われがちですが、水草を切断したり、水生昆虫を捕食するなど陸水生態系に影響を与えることが指摘されています。こうした悪影響から日本生態学会により「日本の侵略的外来種ワースト100」に、外来生物法により「要注意外来生物」に指定されています。(2013.4.30) | ||
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