2013年7月21日　男鹿市で購入標題：秋田　鎌田吉治郎商店　つくだ煮秋田・男鹿産　はたはた唐揚げ名称：はたはた唐揚げ原材料：はたはた、醤油、砂糖、水揚げ、小麦粉、食用油、発酵調味料（以下省略した）　最初、この商品は「つくだ煮」なのか「唐揚げ」なのか、どちらか混乱した。袋を見ても味を食べても、はっきりしない。しかし、製造者を見て、やっと想像ができた。裏に書いている製造地は潟上市昭和大久保となっている。まさしく、この場所は琵琶湖に次いで国内2番目の八郎潟。ここではつくだ煮の伝統がある。しょっぱ過ぎて甘すぎて、という古いイメージがあるが、最近は唐揚げが好きな人も多く、その両方を併せるのが、この商品なのだろう。　姿を見て食べると、この商品が唐揚げとつくだ煮の両方であることがよく理解できる。からっとした唐揚げではなくウエットで、衣とその内側はつくだ煮風だが味は濃くない。　一方、その両方の旨さでもあれば、中途でもある。しかし、最初のビールは唐揚げとしてよく合い、次いで、冷酒につくだ煮がよく合う。不思議なことに、この商品一つで、同時に楽しむことができる。結局、酒好きにはよくできた肴だ、ということになる。

ハタハタの多様な世界　　④　はたはた唐揚げ　　