ウシガエル  〜食用のはずが特定外来生物に〜

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 大きいものでは20cmにもなるアメリカ東部原産のカエルです。牛に似た鳴き声からこの名前つけられました。もともとは、食用として持ち込まれましたが、養殖場から脱走した個体が広がり、ほぼ日本全土に分布を広げています。大きくなった個体は、他のカエルや水鳥のヒナ、ネズミまでも食べるため、現在ではオオクチバスと同様に「特定外来生物」に指定され、オタマジャクシも含めて「持ち出し」や「飼育」等が法律で禁止されています。なお、輸入当初にウシガエルのエサとして持ち込まれたアメリカザリガニ(要注意種)も逃げ出したものが全国に広がっています。
 ウシガエルやオオクチバスのように、他から持ち込んだ生物を管理するのは困難で、一度広がってしまうと元に戻すことは非常に難しいのです。